シナ合板でメープル突板を作る?

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古いキッチンを取り替えたいのですが予算がなく、とりあえずダサいキッチン扉だけを取り替えることにしました。

食器入れチェストのメープル突板扉(無印良品の旧製品)とコーディネートしたいと思い、シナ合板塗装仕上げにチャレンジしてみました。

いつもはペンキ・メッタ塗り派の私ですが、今回は木目を見せる家具塗装ということで緊張気味です。「建築知識」の木材塗装特集号を読み、マスキングテープもきちんと貼り、真面目にやってみました。

まずは片面だけ「水性木材保護塗料、レッド・オーク色」を塗ってみましたが、イマイチ色が違うので、これは裏面とすることにしました。しかし屋外でも使える塗料だけあって、水はよくはじきます。

次に油性ニスの「メープル色」と「クリアー」を適当に刷毛で混ぜて色目を見ながら塗ると、「お!」かなり近い感じの色になりました。5時間ほどじっと我慢で乾かしてから、全体に320番の紙ヤスリを軽くかけ、その上から二層めを塗ると、「お!お!」かなりメープル突板っぽくなってきました。(写真右上)

今回は教科書どおりに作業してますが、服装は塗料とほぼ同色のシャツで済ませました(写真右下)。床もテーブルも似たような色なのであまり気にせず・・・ペイントうすめ液で拭けばたいてい落ちますね。

小口(切り口)が縞々で綺麗なシナベニヤ(積層合板)にしておけばよかったのですが、少々予算をケチってシナランバーコアを買ってきてしまったため、小口テープが要ることに後から気づきました(おい、合計したらシナベニヤより高くつくぞ!)。しかしどこのホームセンターへ行ってもプリント木目の気持ち悪いテープしか売っておらず、困り果てました。やっぱり同じシナでないと・・・

探し回った末、HOMES(島忠のホームセンター)で、なんと80円/mのシナ粘着テープを見つけました♪
DIY用品の通販では250円/m、東急ハンズでも200円/mくらいしてましたので、「ヤッホー!」とばかりに50m巻を一個丸ごと買ってきましたが、板材の周辺って意外と長いので、そのくらいはすぐ使いきりそうです。(キッチン扉の間口150cm分で、すでに20m近く使ってます)。

しかし小口テープを貼る前と後では見違えるようでしょ?(写真左下)

関西ではコーナン、オージョイフル、ロイヤルなどいろいろなホームセンターがありますが、業務用の建材に関しては、品揃えも値段もHOMESが圧勝です。残念ながらHOMESは尼崎と南津守にしかなく、いずれも車で1時間近くかかるのですが、「最初からここへ来ておけばよかった!」と思うことしばしばです。

今回使用したドア丁番も、丁番を取り付けるための座ぐりカッター(写真左上)も、無印のパーツにちょっと似ているドアつまみも、HOMESにはしっかり揃っていました。壁紙張りのときに使った業務用の補修テープ(粘着剤つきネット)も18kg入りの糊も、探し回ったあげくにHOMESでやっと見つけたものです。合板類も、現金卸売問屋より安い値段で大量に置いてあり、しかも1カット20円で切ってくれます。

一方、無印良品西友時代の美しいポリシーはどこへやら、毎年毎年「流行」を作ろうとしているかのように「定番商品」を変えてくれるので、本当に落胆しています。デザイン先行で使い物にならない商品も平気で売っているし、全般に製品の品質も落ちています。もう「良品」って名前はやめてほしい!

このユニットシェルフのシリーズも、今後も家中をこれで揃えていくつもりで展示処分品を買い漁った直後に製造中止にされ、途方に暮れておりました。(「なんで処分品が出てたのか気づけ」って?店長に確認したら「このシリーズは当分はなくなりません」って言ったんだもん・・・カラーチェンジなんて反則だよぉ~!)。

でもこれでなんとか「同じ色の板」が作れるようになったので、ひと安心。

このキッチンはタカラのホーロー製だったので、作り変えは容易ではありませんでした。「ホーロー部分は穴をあけるとそこから錆が回ります」とタカラさんに脅されたので、鉄骨の部分にしか穴をあけられず、サイズの合う金物を探すのに苦労しました。同じ理由から、このキッチンにはビルトイン食器洗機も後付できないそうです。

今度キッチンを買うなら木製か合板製にしようと思いました。