オイシイ留学先はどこ?

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私たち日本人には残念なお答えですが、それは「日本」です。ただしこれは公的な奨学金をもらって旧帝大系などに来る留学生(特に院生)の話ですけれど。日本人が海外へ留学する際にどのくらいの散財をしているかを思い起こすにつれ、「日本人に生まれたのは大失敗だったな~」と思わざるを得ません。アメリカで妊娠した子をわざわざ帰国して日本国籍にした私は世界一のアホ?

たとえば米国には奨学金がいろいろありますが、「留学生は応募不可」「対象外」のものが多いんです。GPA=4.0(成績満点)の時ですら何ももらえなかったもんな~。うぅ~思い出しても腹立つわぃ。欧州も、政府給費留学生でない限り、EU地元民はタダなのに外人は随分取られるんじゃないですか?「日本人=金持ち」という認識があるのか、「日本人は自分で金持って来い」という風潮がキツイ。実際、企業派遣留学生を見ていると、そう思われても仕方ないな~という部分もありますが…

ところが、日本政府がが外国人留学生に支給する奨学金は、院生月175000万円、学部以下でも135000円。これ非課税ですから、中小企業で働いている若いサラリーマンよりリッチなんじゃないですか?おまけに国費留学生は授業料も免除です。財団や企業などの民間奨学金でも、月15万円以上「支給」される奨学金がゴロゴロあります。京都での一人暮らしには多すぎるくらいです。しかもNo strings attached.(お返し奉公不要)

助手などの労働義務も返還義務もなくて、タダもらえちゃうんですよ!今のご時勢、月々15万円も子供に仕送りしてる親御さんなんていますか?「この奨学金は月8万円しか出なくて『少額』だから学生に人気がないんですよ」なんて言われると、「しょ、少額って、私の非常勤時代の月収より多いんですけど~!」と心の中で叫んでしまいます。

奨学金もらってるのに単位落としまくっているヨーロッパ人留学生がいるようなので、留学生課を通じて「一度面談に来い」と呼び出しをかけているんですが、いっこうに姿を見せません。日本国民の税金を投じて奨学金を出す以上、ちゃんと勉強してもらわなあかんのだ。彼の出身校はスウェーデンでも超一流の大学なんですが、困ったことです。

その上、日本に来る留学生は、アルバイトも結構簡単にできるんですよ。労働許可の出し方が(米国等と比べて)むっちゃ甘い。正直、驚きました。それはまた次回にご報告するとして…

本日の「七大メニュー」は味噌カツ丼(写真)です。温泉玉子つき。味噌カツといえば言わずとしれた、N古屋大学です。