北陸地震で足止め！
実は私達、今日は金沢を観光してから能登半島の氷見に行く途中だったのです。ところが敦賀まで着いたところで、「能登半島で震度６の地震発生、北陸本線全線不通！」しばらく動かない電車の中で待ってみましたが、復旧には相当な時間がかかると放送しているし、予約してあった氷見のユースホステルには全く電話が通じないしで、諦めて引き返すことに。琵琶湖をぐるっと一周して引き返し、米原から岐阜方面へと旅程変更。明日乗る予定だった高山本線に、反対側から乗ることにしました。今回は列車も宿も決めて出てきたので、石川・富山・岐阜の路線図しか持っていなかったのです。
私が青春18の完璧プランをたてると、必ず天災にぶつかって逆回転する運命のようです。昨夏豪雨で九州一周が大逆転した愚息と、どちらが疫病神なのか口論しつつ･･･高山本線に乗り合わせた地元の方が、私達が下呂に降りると知ると、わざわざ自分のノートを切って町の地図まで書いてくださり、いろいろ教えてくださいました。おかげで無料の足湯にはつかれるし美味しい飛騨牛の串焼きにはありつけるし、次の電車までの２時間で下呂温泉をすっかり満喫できました。
親切な就職活動中の女子学生さん、本当にありがとう。無料足湯は全部回ってみましたが、駅から一番遠い「鷺の湯」が最もひなびた雰囲気で気に入りました！金沢の大学の方だそうで「下宿、大丈夫かなぁ？」なんてニコニコしていらっしゃいましたが、もっと心配してなくて良かったのですか･･･！？
写真右は鷺の湯から石段172段を上ったところにある、温泉寺。ザクロの古木もある素敵なお寺でした。お地蔵さんを見ると必ず「まんまんちゃん、あん」をする信心深いボスです（拝観無料）。１日かけて立てたプランも予約も全てパーになり絶望してましたが、楽しい出会いで気を取り直し、なんとか楽しい家族旅行が再開しました。
夕方には高山に着き、美味い定食屋で飛騨牛の刺身もいただき、幸いにお寺のユースに宿もとれました。明日は念願の高山の古い街並みです。
