楽しい交通安全講習

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運転免許の更新申請に行ってきました。

前回、警察で更新すると提出写真がそのまま使われると知らずに持参した髪ボサ・素顔の写真が免許に印刷され「ギャ~ッ!」となった苦い経験から、今回はバッチリ化粧して自前のスタジオで撮影した「美人」な写真を持参。

工事現場用の200W投光器を二方向からあて、三脚とセルフタイマーでパチリ。証明写真代800円節約できた上、履歴書用写真と遺影まで用意でき、一石三鳥。そこのアナタ、目を細めたって見えませんってば・・・

今回は信号無視の切符が一枚あったので、後日講習を受けなければなりません。警察の安全講習って結構タメになるから私は好きですが(←常連?)、寝てる人が多いですよね~。

「エンタの国」アメリカの安全講習はちょっと違いました。

一度、高速の出口付近で4車線ひとっとび車線変更して捕まり、8時間講習に送り込まれたのですが、交通裁判所で「この中から選んで行きなさい」と数ページに渡る電話番号リストを渡されました。見れば、「無料ピザ昼食つき!」「一番面白い!」といった宣伝文句が並んでいます。警官が喋っても退屈で誰も聞いてくれないからと、安全講習が民間委託されているのです。私は「爆笑ハリウッドコメディアン!」というのを選んで行きましたが、大当たりでした。

講師がプロのコメディアンなんです。もう8時間笑いっぱなし・・・もちろん昼食には無料ピザつきです。それは、参加者が「どういう状況で何をして捕まったか」の経験談を語り合うことから始まりました。

中でも一方通行逆進で捕まった「シャロン・ストーン」という名前(本名らしい)の黒人のオバチャンとその彼氏(サミー・デイビスJrが年取ったようなオッチャン)は、夫婦漫才さながらの面白さでした。(どうでもいいけど、なんでカップルで同時に捕まってんのよ~!?)

講師の解説によると、私が犯した罪は「ロスアンジェルス車線変更」、一時停止を減速のみで済まそうとするのは「カリフォルニア・ストップ」と呼ぶそうです。日本なら「大阪○○」ってのが沢山できそう。

他の講義内容も、「フリーウェイで警官に捕まったとき、決して言ってはならないセリフ」など、非常に役に立つ実践的なものでした。真面目な内容もあり、ちゃんと勉強にもなったんですよ~

彼の地のコメディアンは、TVや劇場の他、こういった講習や観光バスの運転手などの仕事もしています。観光バスでは、ガイドではなく運転手さんがハンドル握りながらの爆笑トーク。サスガです。

もしアメリカで免許を取ったら、是非一度、話のタネに捕まってみることをお勧めします。

もっとも所轄によって免許講習もいろいろみたいで、隣の郡で捕まった主人は「ネットで2時間講習」。終了試験に合格するまでネットで設問に答えるというものでした。手っ取り早いけど、つまんなそ~

私がこれから行く大阪の警察署にも、きっと隠れ人材はゴロゴロいるはず。何とかしたらいいのに・・・