車検事情・日米比較

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読者の皆さんに「車検は自分で」とのご教示をいただいたので、ちょっと市場調査してみました。重量税・印紙代・自賠責などの法定費用は別として、ユーザー車検代行手数料(税別)の見積りはこんな感じ。
 
  基本点検料  基本整備料  車検代行費用  
A店 \ 37500    \ 1000    \ 9000     
B店 \ 25000    \ 15000   \ 10000    
C店 \ 15000    \ 9000    \ 6000    
D店 \ 10000    \   0    \ 7800   
 
総費用にすると、普通車、重量1.5トン以下で、88000円~123000円(修理別)ってとこ。ちなみにディーラー車検は点検・整備手数料が加わりプラス7~8万円前後だそうです。値段はいろいろ違いますが、車検を通すための最低限の点検・整備という内容はどこも大差ないはず。ユーザー車検を自分ですれば、これらは全てタダになる、というわけですね。 う~む、なるほど。

さて、車検につきものの整備ですが、直さないと通らないものもいくつかあるようです。私の愛車は11年落ちの10万キロ超、いろいろな消耗品が取替え時期でした。前回車検から今回までの間に フロントブレーキローター&パッド左右交換22000円の他、ステアリングラックブーツ左右交換20000円、ドライブシャフトブーツ右交換15000円もしました。

カバーの割れていたランプ類は、Yahoo!オークションで中古部品を合計2500円でGET!(写真)以上、車検合格に必要なパーツです。リアブレーキとタイヤの溝は、今回はまだOKでした。車検はやはり、代行屋のおじさんに全てコミコミ15000円で代行を頼みます。とっても親切なおじさんで絶対に通してきてくれるので、安心です。

それにしても、こうして2年に一度、車検に通すだけで少なくとも10万円前後かかるわけですから、日本で車に乗るってのは贅沢だな、とつくづく思います。田舎だから車が無いと暮らせませんが。

カリフォルニアの車検はSmog Checkと言って、排気系の検査のみでした。ガラスが割れていようがブーツが破れていようが大きなお世話、って感じなんでしょうか。自分でどこにでもあるSmog指定工場に持って行くだけで、手数料も確か3000円弱でした。車両税はフォード・トーラス3800ccの8年落ちクラスで年間1万円くらいだったでしょうか。貧乏学生だったときに乗っていたボロ車がSmog Checkに落ちたら、修理代を州政府が出してくれました。環境全体のために、そのまま走らせるわけにいかない、ってことらしいです。

しかもヴィンテージ・カー(超古い車)はSmog Check免除になります。「通るわけないから」というのが正式な理由です。(なんじゃそりゃ~)

実際、目を疑うような朽ち果てたポンコツ車が、平気で公道を走っています。私もオカマ掘られた事故車を買って、そのまま1年くらい乗ってましたけど。

クレジット歴の良くない人でも、車を買うためのローンなら簡単に組むことができるようです。
「自己破産したアナタでも心配ご無用!」みたいなテレビCMが一日中流れています。

とにかく、「車は大切な身体の一部」という扱いなんです。これが本当の「車社会」!?