AO入試はダメなの?

最近、日本の大学でもAO入試(またはOA入試)が増えてきましたね。わがバイト先の大学(日本)でも少子化時代に向け、AO入試に力をいれています。昔から多いスポーツ推薦に加え、文化系クラブ推薦、技能・特技推薦、実業科入試、ディベート入試、ウォッチ&スピーチ入試、インターネット入試(なんじゃそれ?)・・・etc.

だから学生さんの学力レベルは本当にバラバラ。文系・理系の統一すらありません。しかし、ニュースに言われているほど「基礎学力不足」が致命的だとは思いません。数学・物理の試験で入学した人が建築史の研究室に入れるのだって十分おかしいですから。

もちろん1、2回生の間は、句読点の使い方が間違っていたり、全部ひらがなだったり(!)、「レポートを大阪弁で書いてはいけません」みたいなことから教えなければならない場合もあります。でも皆さん性格が良いので、ちゃんと指導さえすれば吸収は早く、課題にも熱心に取り組んでくれて、ほとんどの方が4回生になる頃には大成長を遂げ、立派な「社会人」として卒業して行かれます。

学校は学費をいただいて教えるのが商売なんですから、それでいいじゃないですか、ね?(小・中・高の先生方はいったい何をしていたのかな、という疑問は残りますが・・・)

次回は、「なぜ、何を勉強したいのか」の意思表明で入学を勝ち取る、アメリカの大学入試制度についてご紹介します。