耐力真壁に初挑戦

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和室の柱が「もったいない」の一心で、面倒な真壁に挑戦してみました。

築24年、微妙に直交でなくなっている構造材の中に板材をピッタリはめ込むため、ホームセンターでカットしてもらった板材を切りなおしたり削ったりしながら調整。

丸二日かかって1人で張り上げました!フ~

「構造用合板9mmだとフワフワするが12mmなら多少の不陸は押さえ込める」と以前の壁貼り記事に書きましたが、今回の12mmは若干ヤワな印象でした。値上がりした上に品質は低下!?それともメーカー・商品による個体差?

何事も計画通りには行かないものです。

構造合板12mmを、27x60mm角の桟木にL65mmのビスで、@150mm間隔に留めました。ビス間隔は@100mm以下にすべしとか、桟木を45x45mm角にすると壁倍率3.0?とか構造計算による推奨値は色々あるようですが、古家リフォームは、計算値より勘と愛情です。(何をエラソ~に・・・)

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今回は調湿性のある羊毛断熱材のため、室内側の防湿シートは設けませんでした。外壁は木ずり+シート+モルタル20mmですが、透湿抵抗値4.25と、意外に低くてビックリ。(通気工法で人気のダ○ライト12mmは3.0)

内壁の構造用合板12mmは、透湿抵抗値正確な値はわかりませんが、たぶん20・・・?(9mm構造合板=10.3、11.1mmOSB合板=30.6)

外壁透湿抵抗が内壁透湿抵抗の1/2以下なら内部結露しない、という理論を信じてみました。(都合の良いときだけ理系になる人)

つまり、内壁が湿気をシャットアウトしやすく外壁が湿気を逃がしやすい素材であれば、

壁内の湿気が自然に外へと流れ出て内部結露する心配がない、という説です。

参考:「木になる話]」←住宅関係お役立ちサイト


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ご心配いただいていたコンセントボックスには背板をつけ断熱材が入らないようにしました。他のコンセントボックス内の断熱材も全て追い出しました。ちなみにこの羊毛系断熱材の発火温度は570~600℃で、これを用いた壁構造]が防火構造認定も受けています。

航空機等の吸音・断熱材としても使用されているとのことですが、万一のこともあるので、電線の接続部分とは接触させないほうが無難でしょう、とのことでした。皆さん、数々のアドバイス、ありがとうございました ^^;

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シリカゲル問題]についても、メーカーから回答を得ました。住宅調湿用の「B型」シリカゲルは、
・湿度50%以上のときだけ吸湿
・50%以下になると自然に放湿
・発熱は最大40℃
・水分飽和状態でも結露はしない

室内側の仕上げは、まだ検討中です。(そんな行き当たりばったりでいいのか!?) 和室でペンキというわけにもいかないし、やはりエコ壁紙でしょうか・・・実は遮音シートに珪藻土という手も考え、早々に材料だけは購入してしまったのですが、メーカーに確認したところ、そんな施工はしたことがないので実験してみたいとのことで、遮音シートのサンプルをお送りすることになりました。

乞うご期待!