校正する権利

「あるある」騒ぎも結構スゴかったですが、またNHKがやってくれましたね。今回は原告団勝訴で、取材された側の「期待権」とやらが認められたそうです。そんな用語をもちださなくても、メディアはありのままに伝えるのが当たり前だと思いますが・・・

そういえば書いたものが勝手に直されることってよくありますが、しかたないと思っていました。この前雑誌に掲載された息子の旅行記にも、「かねがね見たかった○○史跡」とか、書いた覚えのないフレーズがあちこちに挟まれて、より文章を面白くされていました。事実は、そこは偶然見つけた場所で、「かねがね」どころじゃなかったんですが・・・

私が以前に朝○新聞に出した投稿も、攻撃的に聞こえる言い回しに、一部書き換えられていました。でも謝礼を3千円もいただいたので文句も言わずに納得してましたけど・・・(←弱いな~アンタ)

学術論文なども、メタメタに直されます。主人が原稿を出しているような大手の学会では、キチンとした校正システムがあり、印刷に回す前に必ず「最終ゲラ刷り」を確認するよう、筆者に送ってくれるそうです。しかし、私がかつて出していたような「存続がやっと」の弱小な学会ですと、大事な写真が抜け落ちたまま印刷されて「あ~らら」となったこともあります。PDFでなくMSWordファイルで送った自分が悪い、と泣き寝入りしましたが・・・

自分が言ったり書いたりしたのと違う内容が公になるのは決して良い気持ちではありませんが、校正するほうも「プロの編集者」であり、書き手の要求を聞き出したらキリがないのかもしれません。どう考えたらよいのか・・・?(もちろん、政治家の圧力など言語道断ですが)

ブログは気楽ですね!