羊毛系断熱材の施工

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以前、壁の中のポリエステル断熱材にカビが生えてしまったので、今回は羊毛70%の吸湿性断熱材です。グラスウールは1坪あたり約400円(ホームセンター価格)に対して、これは実勢で約3000円/坪もしますが、素人でもできるので施工費はゼロ。手袋もマスクも不要です。長さは手で簡単にちぎれるし、幅も切れ味のよいハサミでこの通りです。

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余談ですが、念には念を入れて(?)、壁の中に「床下用シリカゲル」を撒きました(湿気やカビを異様に恐れる人)。シート状のものが良いのでしょうが、高い。これはキロ数百円で、効果は半永久だとか。家庭用の湿気取りはすぐに満水になりいくら買い換えても追いつかないので、押入れの中にもコレを袋に入れて置いており、その威力は確認済みです。素人は時々、こういう妙なこともします(笑)。

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室内側に寄せるようにしてタッカー留めします。左はシワがよっていて、悪い例です。右のほうが少しマシです。だんだん慣れて上手くなっていきます。

この製品は耳なしのロール状ですが、私には、このほうが施工しやすいかも。「パーフェク○トバリア」が耳つきになってから、手でちぎれなくなってむしろ不便に感じました。

どこにも一部の隙間のないように確認しながら進めていきます。自分ですると手抜きしないことがメリットです。充填箇所は明らかにホカホカしてくるので、希望に満ちた楽しい作業です。

厚い木材のあるところには本来は断熱材は要らないはずですが、一応念のため・・・セーターの手触り、羊毛布団の暖かさで、バンバン(タッカーの音)と作業は進みます。

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これだけでもだいぶ暖かくなりました!この上に、防湿シート(ウチの場合遮音シート)を貼るべきか貼らざるべきか、まだ思案中。何しろシートのくせに重くて張る作業が大変なのと、0.95mmの厚みが命取りになりそうな箇所もあり、省略しちゃおうかな~と悪魔のささやきが・・・

メーカーの指示では、よほどの寒冷地でない限り防湿シートはなくても結露しない、と言います。柱と柱の間には、12mmの針葉樹構造合板を貼る予定で、それだけでも透湿性はかなり低いはず。真壁なので、柱際の隙間から入る湿気もある・・・?でも、多少の湿気が入っても吸放湿してくれるとは、なんとも心強い断熱材です。