天井裏アクロバット工事

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危険作業は家人のいる休日に行います。万一の時、救出してもらうためです。

屋根裏や床下の工事の場合もそうです。特に和室の天井裏に上るようなときは・・・厚さ3mmの天井板を数本の1寸材で吊るチャチな構造の上を這い回るのですから、ボスを除いては我家で最軽量の私にしかできないアクロバット工事です。この日のために体重を減らし、腕力を鍛えてまいりました。(ほんまか?)

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今回の使命は、

1.断熱材の上端を桁下にタッカーで留める。
2.筋交いの上端に耐震金物をビス留めする。

一番奥の隅まで行かなければなりませんが、寄棟の角で高さがないので、梁・桁の下、つまり天井の上を行くしかないのです(身体ひとつ分くらいの空間しかありません)。なるべく天井に体重をかけないように、
丸太梁や桁にぶら下がって移動する時、気分はまさに「ミッション・インポッシブル」。

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どうせ1寸厚のちゃちな筋交いなので効力のほどは未知数です。金物なんてなくてもいいんじゃない?という意見もありましたが、この一部屋だけつけないというのもバランスが悪いような気がして、断行。スクエアビスと専用ビットを左ポケットに入れ、タッカーと予備針を右ポケットに入れ、充電インパクトドライバーを片手に出発。プロ用の重くて大きな電池が恨めしい・・・

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時折ミシミシと桟がしなり、ドキッ。すべりが良いようにと着てきたナイロンヤッケのおかげで汗だくです。腹ばいなのでポケットのものが出しにくく、ビスひとつ取り出すたびに「ううっ!」(アホ)。

ようやく屋根裏の隅に到着すると、あぁ!アンテナ線の引き込みダクトが邪魔で金物が柱に密着できません!やっとの思いでここまで来たのに、隙間にはさむ木片を取りに帰ることに・・・(涙)

電気工事士の陰謀か!?飽くなき戦いは続きます。(天井壊したほうが速いぞ~)