断熱カーテン交換

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年末につけたばかりの断熱カーテンをもう取り替えました。

・厚ぼったすぎてカーテンレールの上を動いてくれない
・幅が狭いので何枚にも分かれており、隙間ができがち
・向こうが見えなくて不便
・ただの綿(ワタ)なので汚れや痛みが目立ち始めた
・カーテンの外(極寒)に浴室があるため、
 家族が風呂に入りたがらなくなった

等々、数々の弱点が露呈したからです。(苦笑)

そこで今回は浴室ドアの外側の玄関框を覆う位置に、透明ビニールシートで作ったカーテンを取り付けました。慣れないハトメを打ったり、5m強のビニールと格闘したり、穴に合わないカーテンフックをペンチ2本で捻じ曲げたり、見た目よりはキツイ筋肉仕事でした。それに、上向いてする作業は何でも大変! 疲れた~

今回のカーテンは薄いですが、ビニールの持つ気密性に期待しました。ニューヨーク等の寒地のホームレスがよく黒いビニールのゴミ袋を体にまとっていましたが、あれは我々の(?)ダンボール同様、かなり保温性があるらしい。ナイロンのヤッケや雨合羽も、結構暖かいですよね。

本当は1mmくらいの厚いビニールシートを使いたかったのですが、高価なので断念。破れない最低限くらいの薄さ(たぶん0.15mm)のテーブルクロス用で、平米当たり500円でした。(それでもまだ高い気がするな~)

結果は、内外で結構な温度差ができていて、とりあえず成功。しかしこれは暖房開始後の一時的なもので、いずれはレール部分の小さな隙間から暖気が漏れます。下は玄関の段差を利用して上手く密閉できましたが、上はやはり煙返し的な気流止め板をつけざるを得なそうです。(また作り直しかよぉ~)

透明ですが、感応式照明はつかなくなってしまいました。人感センサーは通らないようです。残念!でもこの採光性には大満足です。温室トマトになった気分♪

あっ!温室用のビニールってどこで買えるんだろう・・・?(もっと安かったに違いない、うぅっ!)断熱リフォームの実験はまだまだ続きます。

その夜・・・

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家族が乱暴に開け閉めするので、あんなに苦労して打ったハトメ穴が、もう破れてしまいました!

ガーン。

やっぱり薄いビニールはこんなもんか・・・泣きながらハトメを全てはずし、力づくでねじ広げたカーテンフックも再びペンチで絞めなおし、今度は普通の布カーテンと同じように折り曲げてフックを挟んでみました。

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ビニールの縫い方は知らないので、ホチキスで適当に留めてみました。手芸は超苦手、保育園が要求してくる手づくりグッズも泣きながら縫っている人なので、どうか許してください~。でも、厚手ビニールとたかをくくって一重折り返しにしたら端がめくれて安定しなかったので、布カーテンのセオリー(?)通り二重折り返しにしてみました。

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さて、上部の隙間からの空気漏れ対策です。メルヘンチックなカーテンによくついている、上のヒラヒラ(何て言うんでしたっけ)のつもりで、ビニールの端材を天井にタッカー留めしてみました。あのヒラヒラも単なる飾りではなく、気密性を高めるためのものなんですね・・・「布のカーテン風」に方針を変えたためいいアイデアが浮かんで助かりました。素材が無骨な透明ビニールなので、メルヘンっぽくもなりません。

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完成!

二重、三重になっている部分がスッキリしないかと心配しましたが、透明なのであまり気になりません。変なディティールもさほど目立ちません。写真で見ても、昨日の状態とさほど変わりませんでしょ?

でも暖気漏れは格段に少なくなりました。

結果的にはこのくらいの薄さのほうがカーテンレールの上では動きやすいようです。(怪我の功名?)

あとは家族が丁寧に開け閉めしてくれることを祈るばかりです。

(落ちてきたらシャレならん・・・)

後日談:

結局この手作りカーテンも重みで落ちまして、最終的には既製品の半透明アコーディオンカーテンをとりつけました。W1800mm x H2500mmで取り付け部品こみ5万円近くかかりましたが、断熱効果はバッチリ上がっていますし、ジャバラできちんと折り畳めるので玄関もスッキリしました。

でも、ビニールを縫ったあの苦労は何だったの・・・