おせち料理騒動・・・仕込み編

12月30日までは家のリフォーム工事に明け暮れ、31日におせち料理をまとめて作るつもりでした。

ウチには別に正月のお客様も無いし、伝統的なおせち料理に拘る必要もないかとも思いましたが、
「しまじろう」3歳児コースの12月号はおせち料理の話題でもちきりなのです。

ボスが「栗きんとん作る?昆布巻きは?」としきりに聞いてくるので、無視できなくなりました。

そもそも私がおせち料理を初めて作ったのはアメリカにいたとき、30歳を過ぎてからです。
息子に少しくらい日本らしい習慣を教えとかないといけないと思ったのがきっかけです。

といって私の家系は父母方とも、代々料理をしない女ばかり。
「家でおせち」の経験が全くなく、息子に教えるどころではありませんでした。

私の実母は、カレーライスひとつまともに作れなかった人。いつも菓子パンを買ってくれました。
(再婚してから急に手料理なんぞするようになったらしくて、ちょっとムカついてます・・・)

祖母は父方母方もともに実業家で、料理人や給仕を抱えているご身分でしたから、家事の経験なし。
私を育ててくれた伯母だけはプロの調理師でしたが、洋食屋でしたし、家では滅多に作りませんでした。

主人の母も、結婚当初は出汁を入れない味噌汁を作って人々を驚かせたという、伝説の「モガ」。

というわけで、我家に「伝統の家庭料理」なるものは皆無。
おせち料理の作り方を教えてくれるような人は一人もいません。

一昨年は、間違って数の子を煮込んでしまった私です^^; (←ちょっと考えたらわかるやろ!)

で、ネットで「おせち料理の作り方」を検索し、最初にヒットした方のレシピを参考にしています。
(お料理上手なブロガーの皆さん、お世話になってま~す!)

さて、今年も大晦日の0時過ぎ、「寝る前にレシピでも見とくか・・・」とネット検索を始めました。
すると・・・えっ?「黒豆は2日かかります」と書いてあります・・・ひょぇぇぇぇ!!!!! 

今からでは間に合わないじゃないですか!
(↑毎年のことなのに、どうして覚えられへんの?)

とにかく慌てて台所へ行き、「一晩水にさらす」系の黒豆、薩摩芋、数の子等だけは仕込んできました。
今、夜中の1時過ぎなので、朝まで8時間くらいはなんとか水につけることができそうです。

お酒も味醂も切らしてたから、数の子の漬け汁にホワイトリカー使っちゃいました。
大丈夫かなぁ・・・

大根が無かったので、代わりに冷蔵庫にあった大かぶらで「なます」を仕込みました。
もしコレ、縁起悪かったらどうしよう?

黒豆は、せっかく丹波の近くに住んでいるのですが、手が出ないので北海道産で間に合わせました。
だって丹波黒は価格が3倍なんですもの・・・就職できたら丹波にしよう、いつの日か。

でも重曹は掃除用の業務用1kg入りがあるし、(←そんなに入れない!)
「サビ釘」も、さっき壁を解体して出てきたのがいくらでもあるぞ。(←1本でええちゅうの!)

ところが、水洗いしてザルにあげた黒豆を見たら、早くもシワシワになっています。ガーン!!!

明日は娘(ボス)と一緒にお料理をする約束になっているのですが、前途が思いやられます・・・