夢のAEG家電

イメージ 1

「いちおう業者」の立場を時々ズル賢く利用しています。建材メーカーから詳しい価格表つきのカタログやサンプルを取り寄せてみたり・・・今日は「お金があれば絶対買いたい!」とかねがね思っているAEGが「設計事務所様向商品説明会&試食会」を開催するというので大阪のショールームへ出かけてきました。

お目当ては操作パネルが全く外に見えない「オールドア・タイプ」のビルトイン食洗機、幅45cm型。
http://www.electrolux.co.jp/household/products/F84470Vi/index.html
うーん、予想を上回る大容量。これなら45cmでも鍋もフライパンも一緒に洗えます(国産の食洗機ってみんな小さすぎると思いません?)中のラックも実によくできているし(ワイングラスの足を固定できるホルダーとか、上下の高さが簡単に変えられる2段カゴとか・・・)、なんといっても食洗機がそこにあることがわからない、このオールドアの美しさ!

AEGの食洗機(競合品のミーレもそうですが)は大容量確保とメンテのため、給排水管スペースを隣接ユニットにとらなければならないところが国産品と違います。そのせいで市販の引き出しタイプのシステムキッチンには導入しにくいと思っていましたが、現物を見て「設置工事説明書」に書いてある通りの大きさの配管スペースがなくても取り付けできることが確認。これで心が決まりました!(いつ買えるようになるかはわかりませんが・・・)

AEGではこの他にも、ドア材を前面に取り付けられるカウンター下ビルトインの冷凍庫・冷蔵庫などもありますし、コンロやオーブンのデザインのシンプルな美しさも特筆に価します。本当に必要な機能に絞り、安全対策・環境対策に徹底した姿勢は、「一度これを見たら国産品は買えねぇぇぇ」と思います。
http://www.electrolux.co.jp/consumer/aeg/consumer_age04.html#01

「いちおうプロ」の知識を総動員してすべての商品について質問しまくってきましたが、聞けば聞くほど、ここの製品は中身もよく出来ていると思わざるを得ませんでした。大手キッチンメーカーのショールームなどでは、施工などの込み入った質問には答えられない「キッチンスペシャリスト」レディが多いのですが、こちらAEGの営業マンは自社製品の良い点も悪い点も含めて隅々まで実によく勉強していました。

ネックは価格・・・定価で見たら国産のビルトイン機器と大差ないですが、単品の国産家電価格と比べたら桁違いですからねぇ。こういうものを見る時だけは、お金がないことの寂しさをしんみり味わってしまいます。隣には、「キッチンメーカーの勧めでAEGで家電一式買ったのだけれど使いこなせていなくて・・・」と言ういかにも上流社会っぽい一般顧客の二人連れがいらっしゃいました。格差社会はどんどん進んでいます。

日本製の家電が信頼性・耐久性の面で堕落しきってしまった今、残された選択肢はドイツ・北欧系しかないのではないでしょうか(だから私も車だけはVW。何年落ちたってシンプルで頑丈でいいですよ!)

オーブンとIHコンロを使った調理デモンストレーションということで、料理研究家の先生が作った美味しいお料理をいただき(写真右)、おまけにお土産に焼きたてのパウンドケーキとAEGロゴ入りエプロンまでいただいてしまって、すっかり恐縮のDoodlin'でした。