エコ壁紙とベネトンJEANSペイント

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「面白そう・・」と衝動買いしてはみたものの使わないまま何年もホッタラカシにされているDIY素材がうちにはゴロゴロしています。

そのひとつがルナファーザーとかオガファーザーとかいう名前で売られている(どっちだったかすら忘れてしまいました)吸放湿性のある木チップを紙にすきこんであるとかいう、ドイツ製のエコ壁紙です。

いっとき『自然素材』に凝っていろいろ買ってはみたものの、我が家にはアレルギー体質の人間が一人もいないことに気づいて以来、これらのエコ素材たちは埃をかぶっていました。しかし先日、山本博工務店大阪市)の単発自作堂(一日DIY教室)で「エコ壁紙の張り方」を習ってきたので、いっちょやってみようかという気になりました。

ビニールクロスなら慣れればなんてことはないんですが、このエコ壁紙は大変難しいのです。
・紙なので水に溶いた糊をつけると伸びる(→そして破れやすい!)
・厚みが不規則なので突合せがしにくい(→継ぎ目が目立つ)
・木チップがカッターの歯を痛めるので数10cm切るたびに歯を取り替えなければならない(→メンドー!)
・壁紙の上から保護ペイントを塗装する必要がある(→二度手間、二重コスト)
これじゃプロの業者さんはやってられないでしょう。塩ビ系クロスがなくならないわけです。

エコ壁紙に限らず、クロス張りにはちゃんと指定された道具を使ったほうがいいようです。
ズボラな私はつい「手で伸ばして抑えればええやん」などと考えてしまうほうですが、壁紙ブラシや継ぎ目圧着ローラーの威力は桁違い、「あってよかった!」と思わされます。

用意したのは、ホームセンターで安く売っている「襖張り替えセット」、「ペンキ塗りローラーセット」と手づくりの竹べらです。フードミキサーは糊の攪拌のため。道具はともかく、糊、下地用パテ、補修テープの類はあっという間に減っていくので、こういった業務用サイズを買わないと予算的に痛い目に合います。(写真に写っていない圧着ローラーとカッターナイフは、作業を始めてから「ない!」と気づいて慌てて取りに行きました)。

6畳の壁3面に張りまわしたところで、54cm幅の40m巻を1巻(輸入代理店直販で4000円。エコは高いです!)を使い切り、引き戸上の壁の分が足りなくなってしまいました。エコ壁紙の扱い難さには閉口していたので追加して買う気もしないし、そこだけ合板の上に直にペンキを塗ってみましたが(『ペンキ塗りたくり』の写真参照)なんとなく微妙なテクスチャーの差が気になる・・・。

そこで、東急ハンズで衝動買いしたまま眠っていたベネトンの「Jeans色」ペンキに挑戦してみることにしました。これは白系の下地の上から「Jeans色」を塗り重ね、専用ブラシで引っ掻いて古着ジーンズの布の風合いを出すという企画です。

ズボラで不器用な私には全く向かない手の込んだプロジェクトでしたが、何はともあれ、頑張って仕上げてみてからハタと気づきました。

布を張ったほうが早かったぁぁぁ~!