中国旅行の顛末

イメージ 1息子がクラブの遠征で北京へ行きました。
1日観光で万里の長城へ行ったようです。
(写真は勝手に拝借)

現地の家庭にホームステイとのことなので、
中国人に食事をご馳走になるマナーなど、
出発の前の日にいろいろと調べました。

「出された料理の皿を空にしてはいけない」
皆さん、ご存知でした? ええーっ!

知らないでいつも全部キレイに食べてました。
だから次々と追加が出てきたんだ・・・

それもまた食べ尽くしていましたが、
「まだ足りないぞ」と言う意味になり、
大変失礼なのだそうです(ガーン!)

そんな話や、私の先祖の話などを
急いで話しますが、聞こうとしません。

「相手国の文化を尊重しないとダメなのよ!」
「うるせぇな~野球しに行くんだよ」

と、親子喧嘩状態で出発していきました。
(もう二度と遠征費出してやらん!)



ところが蓋を開けてみたら、ホームステイ先はアメリカ人家庭だったそうです。チャン、チャンッ!
そういえばインターナショナルスクールの大会でした・・・

5日間もいて、なんと中華料理は最後の打ち上げパーティでしか食べなかったそうです。
(その頃私達は福知山で本物を食べていたというのに・・・)

昼食に行っていたレストランはメキシカンや、インターのカフェテリア。 
買ってきたお土産はオーストラリア産のチョコレート菓子。なんで~?

いかにも、インターのお坊ちゃん集団らしい、鼻持ちならないバカ旅行をしてきた様子です。

うちのバカ息子は5日間の昼食代に7500円も使ってきました。はぁ~?
中国で!? 日本やアメリカでもそんなにかかりませんよね~?

私なら、海外旅行に行ったら、どんなにメニューがわからなくても現地のものを食べます。
いくら簡体文字ったって、中国語ならほぼ想像で読めるはず。

ただでさえ、アジア諸国やヨーロッパで、現地のことを何ひとつ学ぼうともせずに
お金をバラ撒いてくるだけの日本人・アメリカ人旅行者は世界中の軽蔑の対象です。

こちらから見て物価の安いと思われる国も、外貨交換レートの違いでそう感じるだけのこと。
過度な買いあさりや遊びまくりは、その通貨で暮らしている現地の人々に失礼だと私は考えています。

また、気をつけないと、おバカな日本人旅行者やアメリカ人旅行者からぼったくってやろうと
てぐすねをひいて待っている業者が目白押しなのも、アジア~中東諸国の特徴です。

いくら周りがお坊ちゃん達でも自分だけはハメをはずしてはならない、とひとしきり説教しました。


イメージ 2でも私が中国茶の話をしていたのを
一応横耳で聞いていたのか、

帰りの僅かな空き時間に空港の売店
こんな綺麗なお茶を買ってきてくれました。

玉状に編んだお茶の塊にお湯を注ぐと
パーッと開いて紅白の花が咲きます。

一番いい香りのを選んでくれたそうです。

10ドルの値札は「高い!」と思いましたが、
嬉しかったので有難くいただきました。


三国志劉備の母は、息子が自分のために無理して買って来てくれた高級茶を怒って捨てたそうですが、
私はそこまで厳しい人間ではないので、ミーハーに喜んでしまいました!