中古車とのお付き合い

イメージ 1 仕事帰りに愛車を整備に出し、代車で帰ってきた。
軽四というものは初めて運転したが、こ、この乗り心地は・・・!

シートが堅い!タコメータもついてない!なんだかオモチャの車みたい・・・

代車を貸していただいただけでも有難いので文句を言うつもりは決してないが、
自分の愛車の有難さを再確認させてもらった。

私の愛車は96年式のゴルフⅢワゴン(2.0L)である。
今までアメ車、日本車、様々な車に泣かされてきたが、このゴルフは百点満点。

狭い道もスイスイ、高速もバッチリ、荷物もたっぷり・・・信じられない優秀な車だ。

新しいゴルフ(現在はゴルフⅤかⅥ?)はボディが大きくなり、高級車志向で気に入らないので、
この車を一生乗り潰す覚悟。走行50万キロを目指している。

アメリカでは、20年落ち、30万キロの車が平気で中古車屋で売られていた。
30年過ぎると、車検も免除。「通るわけないから」って・・・ (ええーっ!!!)

私の愛車は4年前に帰国してすぐ、6万キロ、8年落ちを80万円で買ったが、
良心的な中古車屋堺市、遠藤自販さん)にめぐり合えて幸運だった。

普通中古の外車を買うと車輌の価格の他に「諸経費」をぼったくられることが多い。

この車を買うときはカー雑誌を片手に大阪一円の店を捜し歩いたが、
フォルクスワーゲン車の諸経費相場は10万円~35万円(!)といろいろだった。

請求書の内訳は、非常に意味不明なブラックボックス(建設業界と似ている?)。
してもしなくてもいいような整備があれこれ高値でついてきたりする。

しかし遠藤さんは、国産車と同じ扱いで、整備は希望する箇所のみの選択制。
私は整備無しを選んだので、必要経費と納車料15000円(彼の最低日当?)以外いっさい取らなかった。

古い車なので、その後4年間でかれこれ20万円近く修理交換したが、諸経費だったと思えば納得。

大物(涙)は、ACコンプレッサ、運転席パワーウインドレギュレータ&モーター、イグニションコイル。
消耗品は、タイヤ、ベルト類、ブーツ類、パッキン(ガスケット)類。

以前に、アメ車で2度、日本車で1度エンジンの突然死(しかも一度はディーラー保証満期の直後!)
に泣かされた私にとっては、夢のような有難い車だ。オーバーヒートも一度も無い。

ディーラーでも古い車種に詳しい人は少ないので、今回は東大阪にあるゴルフ専門の工場に持ち込んだ。
私のバイト先の附属高校(自動車科)の卒業生がやっているショップなので、信頼してみよう。

破れたブーツの他、「走行に関係ないから」とほっておいた鍵や助手席PWやカーステレオ等の不具合も、
この際だからまとめて診ていただくように頼んできた。

自動車整備士は、大工さんに次いで尊敬する職業のひとつである。

アダルトスクール(夜間の市民講座みたいなもの)で自動車メンテナンスを習ってみたこともあるが、
そこでは各自が自分の持ち込んだ車を分解して勉強した。

当時は壊しても惜しくないオンボロ車だったので平気でできたのだが、
車を買い替えたらエンジンルームの中が全然違って、以前に習った知識はパーになった(苦笑)。

アメリカでは、ブレーキパッドやプラグの交換は自分でするのが当たり前だった。
オイル交換を自分でしている女の子も多かった。
私も何度かやってみたが、汚れるワリに大した節約にはならないので、やめた。

スパークプラグも、工場に頼むと1万円くらいとられるが、自分で換えれば一本200円くらいだった。

しかし中途半端な知識で大事な愛車を触るのは怖いので、このゴルフは完全にプロにまかせている。

今度生まれ変わったら、高校じゃなくて職業訓練校の自動車科(2年制・無料)に行きたいな~。