主婦が読みたい「さおだけ屋」

最近、図書館とCDレンタルをよく利用しています。

以前なら、ちょっと興味を持ったものがあると即、Amazon等へ飛んでおりましたが、
私の「ワンクリック!」が家計を逼迫させ始めたので、反省しました。

読み終わったら(聴き終わったら)返せばいいので、家が散らからないのも有り難いです。
(もうこれ以上本棚を増やしたら怒られるから・・・)

音楽CDは勉強のためになるべくあれこれ聴くようにしていますが、
好みがウルサイほうなので、期待はずれのものに2千円も出してしまうと腹が立ちます。

レンタルなら同じ値段で10枚聴けるので安全、有り難いことです。(アメリカにはありませんでした)。
ただ、毎回10枚単位で借りてくるので、家計のほうはなかなか上向かないのですが・・・

図書館も素晴らしいです。
結構新しい本や話題の本も入りますし、購入リクエストもでき、他館からの取り寄せもしてもらえます。

最近「面白い!」と思ったのは「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(山田真哉著、光文社新書)。
たった700円の小さな新書ですが、チリも積もれば山となるので、とりあえずは借りてきました。

わかりやすい会計学の本とのことですが、家計を預かる主婦こそが読むべき内容です。
たとえば・・・

1000円のものを50%オフで買って大喜びしても節約額はたったの500円。
100万円のものを101万円で買ってしまったら、差はたった1%でも10000円の損害!

毎日スーパーで10円、20円に一喜一憂している身には実に耳が痛い話です。
家などの大物を購入される方には特に心して聞いていただきたい話ですね。

「在庫は損」と斬り捨てられたのも、モノをため込む習性の私には鋭い一太刀。
(実は筆者の山田会計士も「捨てられない病」だそうです)。

ナルホド!と唸らせる消費者の心得が満載です。
一読をお勧めします。