男子誕生と皇室報道

今日は秋篠宮家男子誕生!のニュース一色ですね。
おめでたいお話ですが、何もこんなに同じ記者会見・映像を繰り返さなくても・・・と思います。

北朝鮮がミサイル発射したときにも、毒にも薬にもならない記者会見を一日中流し続けていました)

「オランダ静養中の皇太子一家に直撃インタビュー!」なんてやっぱりできないでしょうから、
当分はこの宮内庁や病院関係者、ご旧友の「当たり障りのないお話」を聞かされ続けるのでしょうね。

ここの国民には「皇室について不謹慎なことを言わないDNA」が刷り込まれているのか、
あるいは過激な発言はカットして放送しているのか、とにかくご意見が見事に一方向です。

街頭インタビューを受けている人々もノー天気。
「あら、私の孫と同級生ね!嬉しい!」って、お孫さんを学習院に入れる覚悟があるのですか?

私は本気で考えましたよ、ギャクタマ。長男が眞子様と同学年ですからね。(目指せ、黒田さん!)
でも、そのわずかな期待だけで東京の私学に入れるのはアホらしいのでやめました。

さて今回私が感心しているのは、よく今まで男の子だということを黙って来られたな~ということです。
少なくとも担当医や看護師は、数ヶ月前から知っていたはずです。さすがは皇室、ガードが固い!

「男子でも女子でも皇室典範論議に影響はない」と言いますが、それは建前というもの。
男子誕生の今、再び論議が復活するかどうかは、日本人という人種を観察する上で非常に興味深いです。

私は目の前で起こっていることしか考えられない人間なので、政治議論はできません。
皇室に男子が生まれるまでは「愛子様でいいじゃーん」と漠然と思っていました。

子供らしからぬ思慮深い目をした愛子様と、お世継ぎプレッシャーに苦しむ雅子様、それに
「男の子を産まないとダメ」という空気にさいなまれる多くの母親達の心情が気にかかったからです。

男系主義の国では、女の子が生まれるとそっと山に捨てに行く、なんて話もあるようです(ぞっ)。

私は両方産んだのでわかりますが、男女はどちらでもいいんです。要は本人のキャラです。
ウチの場合、もし家督か事業でもあったら、長男よりしっかり者の下の娘に継がせるかもしれません。

でも今日の報道を見ていると皇室典範改正議論などどこ吹く風、「皇位継承順位が変わった」そうです。
家系図の中の愛子様には数字(順位)すらついていません。

それなら、「今日生まれた男の子でいっかー」という気もしてきました。
これで、雅子様愛子様がお世継ぎ問題から解放されて幸せになれるなら、それもいいかも・・・?
皇太子ご一家のご希望は全く存じ上げないので、勝手に言ってるだけですが。

限られた報道を見る限り、皇太子には「雅子のためなら何もかも捨てます」という覚悟が感じられます。
新しい時代の日本人男性像として、私はとても高く評価しています。

自由は自由でも無節操で品のない英国王室の方々とは全然違います。

長男夫婦として今まで背負ってきた重圧や払った犠牲を考えるとワリに合わないかもしれませんが、
いっそすべてを捨てて普通の幸せを探す、というのも良いかもしれませんね。

ところで、大学の「歴史研究会」で秋篠宮様紀子様とご一緒だったという友人の談によると、
「あのお二人は天然で、わけのわからない冗談を言っては二人だけで笑っておられた」そうです。

そんなことを喋るヤツは絶対にテレビには取材されないでしょうから、
代わりにここに書いておいてあげますね(笑)。