高校野球の謎

私は「打ったら右へ走るの?」と訊いたくらいの野球音痴です。
でも高校野球の季節になると、身の回りにあまりにも出場校が多いので、ついつい注目しています。

大阪桐蔭、いきなり初戦の強豪横浜高校を下しました。(神奈川県の皆さん、スミマセン)。

大阪桐蔭は、私のバイト先の付属高校なのです。つまり、同じ経営者の下で働く同僚です。
校歌を作曲したのも私のよく知っている方です(今年は何回流れるかな~って楽しみ)。

でも学校全体のコンセプト(?)は「東大・京大を狙う進学校」だそうで、
うちの大学にはほとんど上がってきません(苦笑)。

野球部を強くしたのも、経営戦略の一環でしょう。
マンガの世界と違い、強豪校は決して偶然には生まれないようです。

甲子園に出るには、そして出てからも、お金はいくらあっても足りないようです。

大阪桐蔭の甲子園出場が決まると、必ずうちにも寄付のお願いが来ます。
私の給料は知ってるはずなんだから、相手を見てから送ってほしいですよね!



大阪や兵庫のどんなに甲子園に近い学校でも、出場校の選手は必ず宿泊する決まりになっています。
そこで他人事ながら心配してしまうのが、選手団を受け入れる旅館のこと。

何泊してもらえるかわからないのに部屋を大量に抑えておくなんて、大変ですよね。
弱そうな無名校の宿舎は、2泊目以降はダブルブッキングしてたりして・・・。

「どっちが勝ってもいいように、対戦相手を同じ旅館にしたらいいんじゃないか?」と主人。
でも、いちいち移動するのも大変ですよね。なにか連携して調整してるんでしょうか?



かつての大阪の強豪PL学園も、少子化で、今では生徒数は桑田・清原・立浪時代の3分の1程度。
現在の応援団については「あんなショボイのは人文字ではない!」と昔を知る人は嘆いています。

とはいえ、今でも大型バス50~60台を連ねて毎日甲子園に通っています(約2000名?マジ?)
吹奏楽隊には、OBや他校の生徒まで駆り出され、うちの息子も呼ばれるのを楽しみにしています。

応援団には全員に弁当と水、それにおそろいのウインドブレーカーと帽子が配られます。
勝ち続ければ、応援団の弁当代もかさみます。(雨で弁当だけもらって帰ってきたこともあります)。
そりゃ、後援会にとっては大変な出費でしょう。
「花火献金」に続いて「野球献金」でもあるのでしょうか?



最近は大阪出身の有力選手の府外流出があいついでいます。
ダルビッシュ投手も実はうちの市内の出身ですが、東北高校へ行ってしまいました。

東京の大学の付属高校が東北や北海道にあると、「ああ、野球の学校ね」と思ってしまいます。
でも、もともと野球に不利な北の地に光があたることは、悪いことではないと思います。

PL学園は最近では選手スカウトもやめ、寮も廃止し、不祥事があった年には出場を辞退しました。
でも最近では、部員の不祥事にもお咎め無しが慣例になりつつあるようですね。

わが(?)大阪桐蔭が不祥事を起こさないことを祈るばかりです。

ちなみに、大阪桐蔭高等学校と神奈川県の桐蔭学園は姉妹校ではありません。
(今日、NHKのアナウンサーが間違えて「大阪桐蔭学園」って言ってましたけど、違います)