木材の廃棄・・・(涙)

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最近どうしてもリフォームが進まない理由があります。
廃棄物の処理です。

先週も、これだけの木材を粗大ゴミに出しました。
半日仕事で釘も全部きれいに抜いてあり、バーベキュー用の燃料にととってありましたが、
なにしろ置く場所がなくて邪魔だったので、泣く泣く処分しました。

15x35mmの桟木材なんて、新品を買ってもたかが知れています。
でもやっぱり完璧に乾燥した無垢材、もったいなかったなぁ・・・(クヨクヨ)。

同じ灰になるのでも、燃料として生きるのとゴミとして燃やされるのでは全く意味が違います。
(木材だけを燃やした後なら、灰にもまた様々な使い道があります)。

築22年とはいえ、これらの木材にはカビも白アリ害もなく、まだまだキレイでした。

光を通すために壁を撤去したことは、本当に明るくなったので後悔していませんが、
断熱材や補強金物を入れるために壊した壁は、何もそこまですることはなかったのではないかと・・・。

スカスカの壁で風通しがよかったからこそ、中の木材の状態もこんなに良かったのではないか・・・。
少しの寒い・熱いくらい、着る物の調節で我慢できないことはないのではなかったか・・・。
まだどこも傷んでいない壁をわざわざ壊してゴミにする必要が本当にあったのか・・・。

構造合板を打ち付けた無垢3寸角の柱からも、
「俺達はツーバイ材じゃねぇ! こんなに沢山のビスで穴ぼこだらけにしないでくれ~」
と悲鳴が聞こえてくるようで、毎晩うなされています。

プリント木目の気に入らない壁や天井は、上から白いペンキで塗れば済むことでした。
ポロポロ落ちてくるジュラク壁も、固める糊が市販されていますし、上から壁紙を張ることもできました。

天井裏の断熱材(敷き詰めただけ)は確かに効き目抜群でしたが、大阪の気候で壁の断熱にそれほどの効果が期待できるか、疑問は残ります。通気工法(構造体と外壁の間に空気の流れるスペースがある)でない古い在来工法では、断熱材を入れることでむしろ壁の中を結露させてしまうという心配もあります。
古い家の後付け断熱など、しょせん徹底しないことは目に見えています。

空前の耐震・断熱ブームに踊らされ、まだ十分に住める家をわざわざ壊してしまったのではないか・・・。

もったいない「粗大ゴミ」を思い出しては、悩んでいるDoodlin'です。