路線検索ソフトの謎

ソフトウェア関係の方にお聞きしたいのですが、路線検索ソフトってどうしてこう気まぐれなのでしょう?
同じ出発駅・到着駅を同じ日付・時刻で検索しているのに、時によって全然違うルートが出てきます。

それから不思議なのが、JR各社による検索ソフトの能力の違いです。

JR九州JR東日本の路線・時刻検索ソフトは見た目はそっくりなのですが、速さが圧倒的に違います。
JR東日本は(それが正解かどうかは別問題として)瞬時になんらかの答えを出してくれますが、JR九州は何分間もじっと考えた挙句、「ただいまサーバーが混みあっております・・・」と断ってきます。

これって、会社のソフト開発技術者の能力の違い?会社の財力によるバンド幅の違い??
大雨でコンピュータ室がやられた???それとも地方から「スローライフ」を提唱してくれている????

(息子が「九州の人は赤信号のとき皆じぃ~っと待ってる」と驚いて報告してきましたが、
交通ルールが守れないのは大阪人だけ・・・大阪駅では信号待ちに「あと何秒」って表示が出ます。)

JR西日本の「おでかけネット」は検索設定も親切だし運賃まで出してくれるのでお気に入りなのですが、西日本エリアをはみ出して「大阪→新宿」などとお願いすると「到着駅が見つかりません」などと教えてくれます。
(以前に「東京が出てこない」と書きましたが、新幹線停車駅だけは出てくるようです。失礼しました)。

空席検索・予約のページは最悪で「有料特急以外では一歩もエリア外には出したれへん!」という態度です。

JR北海道はもっと徹底していて、「道内」とはっきり断って案内を限定しています。うーん・・・

それで、長距離旅行の検索にはもっぱら全国をカバーしてくれているJR東日本駅ねっとを使い、予約は電話でJR西日本にお願いしています。(←切符受け取りが管轄内に限られているから)。

しかし、東日本の検索は運賃を教えてくれないので、運賃は別に検索するという二度手間になります。

ヤフーライブドアといった独立系の路線検索では運賃を表示してくれますが、こちらは「普通列車のみ」という選択ができず勝手に私鉄や飛行機も絡めてくるので、青春18には使い勝手が悪いです。
(地元の人間なら絶対にしないと思われる、酔狂な経路を教えてくれることもあります)。

昨日も息子が携帯の路線検索を使ったら間違った乗換駅を教えてくれたようで、危うく道に迷うところでした。

路線検索といった超複雑なソフトウェアを作る人々の頭の中はとても計り知れず、感謝と尊敬あるのみです。
しかし私のような古いタイプの鉄道研究会顧問は、やっぱり紙の時刻表を手放せません。