激安!横浜のホステル

朝軽食付二人で4500円の「ホステルねむの木」はとっても快適です。

立地は、横浜の元ドヤ街で、高齢者・障害者優先のいわゆる「福祉マンション」が立ち並んでいます。
大阪で言うと、西成区新今宮の駅周辺にちょっと似ています。
慣れていない人は駅からの道がちょっと怖いかもしれません。

でも川沿いにコインシャワーBOXが立ち並んでいた頃に比べるとかなりきれいになったそうですし、
福祉マンションのおかげか外で寝ている人もほとんどありません。
旅行者に実害はないので、この立地のおかげで安いならばお買い得、と私達は考えます。

館内は設備が整っていて清潔、スタッフの方もとても親切です。

部屋は4畳と狭いですが、荷物棚や洋服かけなどが充実しているので散らかりません(写真左)。
各部屋に冷蔵庫があるところも、自炊派には嬉しいでしょう。清潔な共同キッチンもあります。

心配していた「トイレ共同」も、隅々まで掃除が行き届いているので全然平気です。
コインシャワーもお湯を出している間しかタイマーが動かないので、7分200円で3人続けて入れました(写真中)。
一緒にブースに入るので親しい仲でないと無理ですけどね(^^;)

シンプルながら美味しい無料朝食つき、屋上庭園でいただくと気分も爽快です(写真右)。
テレビ、エアコン、インターネットまで無料です。(全室LAN完備、速いです)。

4月にオープンした新しいホステルですが、予算を抑えながらも、利用客の求めるものを精一杯提供してくれようとするスタッフの心意気が伝わってきます。

やっぱり「宿は人」だなあと思います。

京都の宿坊「月真院」を思い出しました。
実は「歴史的建物」のボロ寺でしたが、リピーターの多い人気の宿坊で、気難しいお客様が「ホテルフジタよりよく眠れた」と言ったほどです。

残念ながらそこを運営していたお坊様(長谷川さん)がお寺の後継者問題のとばっちりで破門されてしまいました。私達利用者も、海外のお客様まで巻き込んで署名運動などしたのですが、結局大寺院の権威には勝てず、その宿坊は無くなってしまいました。
(もしかすると別の人が運営しているかもしれませんが、長谷川さんと同じにはできないはずです)。

「ねむの木」はいつまでも変わらずにいてほしいです。
(ねむの木の総支配人の佐野さんはちょっぴり長谷川さんに似ています)

佐野さんに教えてもらった『中華街の歩き方』

 ・地元の人が食べに行くのは市場通か香港路
 ・客の入っていない店はダメ
 ・団体客名の入った歓迎プレートが出ている店はダメ

という三原則に従って探し当てた海鮮料理店も『当たり』でした。

それにしてもここの中華街は食べ物の値段高いんですね。
料理はどれも一皿1500~3000円もします。
チャーハンが1000円!?餃子が6個で700円!?はあ!?
「王将」(餃子6個180円)に慣れている私達の目は飛び出しっぱなしでした。

さんざん歩き回ったあげく、写真の「酔楼別館」(市場通)で一人1980円のフカヒレスープつきコースをいただいたのですが、前菜盛り合わせ、フカヒレスープ、蝦チリ、麻婆豆腐、酢豚、チャーハン、杏仁豆腐、どれも美味しかったです。

アメリカでもそうでしたが、中華街は地元の人が行く店を選ぶことが肝要。
(サンフランシスコやオークランドでは、中国語のメニューしかない店が激安で美味しいので、漢字が読めることを心から感謝したものです)。

食事する場所は、やはり地元の方に聞くのが一番ですね。

こんな宿があるなら、もっと東京・横浜方面に遊びに来てもいいな~と思います。