かずら橋

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西祖谷のかずら橋は、日の出から日没まで営業しています。橋の通行料500円で、一方通行、一回きりです。日中は30分並んで待つほど混むと聞いたので早朝7時前に行きましたが、それでもライバル(=他の観光客)がいました。

この橋、床板も横桟も大きい所では30cm以上開いており、子供や痩せた人なら隙間から簡単に落ちてしまいそうです。かなりの高さがあり、しかも下は岩場です。建設現場の足場なら違反になりそうなものですが・・・

必死で手すりをつかみ、へっぴり腰でコワゴワと渡っている人達が印象的でしたが、子供も大人も無制限に渡らせて、なぜ今まで一度も落下事故が無いのか、不思議です。

この写真だけ見ると、とっても秘境感があるのですが、実はこれ、すぐ横に並んでいる、コンクリート製の橋の上から撮りました。反対側の河原に下りてかずら橋を見上げると、この無粋な橋が背後に見えます。さらにその背後には、「かずら橋夢舞台」なる巨大な観光物産センターがそびえ立ち、景観は台無し。どうして、せっかく美しい山を背景にできるはずだったこの場所に、こんな大きな立体駐車場や土産物店を作ろうと思ったのか、計画者の思考が理解できません。

本当に秘境らしいかずら橋を見たければ、さらにここから車で1時間半ほど東へ走り、奥祖谷の二重かずら橋まで行きましょう。

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遠くに見えている高い方が男橋で、手前の低い方が女橋、いずれも何度でも渡れます。近くに滝もあり、浅瀬に下りると澄んだ水が気持ちよく、何時間でも過ごせそうでした。

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こちらは「野猿」といって、乗りながらロープを手で引いて川を渡れます。大人も子供に戻って楽しめるので、超オススメ!混んでいなければ、この「野猿」から二重橋を撮るのがベストショットではないでしょうか。あいにく私は「野猿」遊びに夢中になり、写真を撮るのを忘れてしまいましたが^^;

渡る回数無制限の二重橋野猿も全部コミコミで、河原へ下る入場料が500円。この楽しさなら、十分すぎるほどの値打ちがありました!