留学生の困った行動

コンビニでアルバイトしながら苦学している中国人の留学生がいます。何とか奨学金をつけてあげたいが、修士の学生なので優先順位が低い。あれこれ苦心の果て、ようやく先日、民間団体の奨学金に推薦してあげることができました。彼ならしっかりしているから面接も心配ないし、本当に良かった♪と安心しておりました。

ところが…

面接会場までは行ったものの、辞退して帰ってきたというのです。腰が抜けるほど驚きました。自分だけスーツを着ていなかったので、気おくれしてしまったのだそうです。

そんなバカなぁぁぁ~!!!

審査員の方は服装はどうでもいいと思っていたそうです。受けなければ零点。もしも受けて落ちたってダメで元々なのに… 実際、後で合格者一覧を見たところ、もし彼が受ければ合格は間違いなかったようでした。月々14万円ももらえる奨学金ですよ!しかもno strings attached・・・(返還・就職義務なし)

普通、なにがなんでも受けてやろうと思いませんか?パリっとキメている競争相手に囲まれてパニックしてしまったのでしょうか?本日、指導教授にとくと説教され、頭を丸めて謝りに来ました。ご本人も深く反省している様子だったので、また次の奨学金応募を世話してあげました。

実は先月も、推薦したはいいが、面接を5日後に控え全く日本語が話せないという留学生がいました。 願書はきちんとした(でも外国人ふうな)日本語だったので、まさか喋れないとは思わなかったのです。私も責任を感じ、ボランティア家庭教師を世話して毎日2時間の日本語特訓をしていただきました。自己紹介と研究内容だけでも暗記して喋れるようにと、研究室の方々に原稿も作っていただきました。ところが彼は、本番前にそれを諦めてしまい、全部英語で喋って不合格。事前にそう言ってくれれば、英語で面接を受けられるよう担当者に根回しだってできたものを…

彼には今度は「書類選考のみ」の奨学金を紹介してあげたので、来週また面接です。頑張ってくれよ~、おい。そうしないと、まもなく私の責任問題が浮上します・・・(>o<) 皆さん思いもよらないような突発的行動に出るので、どんな注意を与えたら良いのか見当がつきません。