現場をナメたらあかんぜよ

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この週末中にこの部屋だけは仕上げるつもりでしたが、壁の半分の下塗りまでしたところで時間切れ。やっぱり映画(DVD)かけながらノンビリやってたのがマズかったなあ~。残りの半分の下塗りと全面の上塗りを、今度の3連休で終えると誓います! ずっとリビング兼納戸(???)が使えない状態では家族に顰蹙(ヒンシュク)なので…道のりは長いです…

さて、今日は久々にTVで「大改造ビフォー&アフター」を見ましたが、いや~相変わらずですなあ~、あの番組。「なんと!匠は基礎コンクリートに鉄筋が入っていないという衝撃の事実を発見!」…ってさあ、大事件みたいに言わないでくださいよ~

私の家の基礎だって鉄筋入ってないですよ。築25~35年の庶民の家なら普通のことです。それでも、どこにもヒビは入ってませんけどね。

しかもさんざん柱や梁の差し替えみたいな大工事をした後で「基礎のヒビを発見!」してるし…ウチの高校生のボケ息子ですら、「まず全体を点検しろよな~」とツッコむ始末。

さらに、30歳で就職活動中という施主の息子さんが妙に熱心に現場を手伝ってるあたりから「ふふん、このまま工務店に弟子入りというストーリーやな・・・」という読みは当たりましたが、家が完成間近というあたりで「彼ももうすっかり一人前です」というナレーション。

喝!!!

ズブの素人が数週間手伝っただけで「一人前」になれるような仕事なら、誰も苦労してねんだよ。30過ぎの初心者に一から教えてくれる親方がそうそういるとも思わないでください。

設計士が現場をウロういて作業に手を出すだけでも職人さん達には大迷惑でしょうに、よりによって全くの現場初心者である施主が、コンクリートの鏝均しから手伝い始める…ありえん。

床下シリカゲルも「あの食品乾燥剤と同じ」と説明してたけど・・・種類が全く違います。混同したら全く意味なくなりますよ~

「この番組は娯楽バラエティであり、登場する人物および設定は全てフィクションです。一般の方は決して真似をしないでください。」というような注意書きをいれた方が良いと思いますね、マジで。

しかし、あのグラスファイバーの基礎補強シートはなかなか良さそうですね。なぜ開発者のシリア人博士が自ら現場に来て施工してくれてたのかは謎でしたが・・・。コンクリート舗装の鉄筋メッシュ代わりにもグラスファイバー入れますからね。木材補強のカーボンシートなんかと同じ理屈で、上に貼り付ける方法もアリだよね、確かに。既存の基礎への欠き込みも少なそうだし、シートだから場所も取らない。コストも大したことなさそうな気がするし、良さそうならウチもやろうかな・・・どなたか使ったことある方、感想をお聞かせください。

おっとっと、自分もしっかり番組戦略に引っ掛かっとるやんけ~!