教育再生会議はもっと勉強を

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本日5時30分以降は、「緊急の必要」がない限り、全員校舎を出ければならないのです。せっかく大文字山が目の前に見える窓が沢山あるのに、もったいないな~!でも、外部者が出入りして機器類を触ったりすると困るからという理由らしい。しょうがないですね。

それはさておき、大学新聞を読んでいたら、教育再生審議会が「母乳育児と子守唄の強制」に続き、またまた目を疑うようなアホなプランをこの4月に出していたことを、遅ればせながら知りました。大学院への内部進学者(同じ大学の出身者)の割合を3割に抑えよ、とのことです。これに対し本学では、理学研究科(内部進学率6割)、工学研究科(内部進学率8割)、そして農学研究科(内部進学率6割)が揃って反発しています。ウチの研究科長など、取材に答えて「荒唐無稽な数値目標」と言い切ってました。他の先生方も、「根拠がなく、思いつきで言っているとしか思えない内容である」と。

確かに私達の時代には、工学研究科が内部進学者100%だったという「?」な事実はありましたが、現在では内部進学者が有利になることのないよう、公平な大学院入試を実施しています。競争率10倍なんて研究室もありますから、4回生達は、院試を控えると本当に必死で勉強しています。

実際、他大学から進学してきた院生の基礎学力の不足が、大変深刻な問題になっているのです。そういった外部受験の大学院生のために教授達が補習対応までしているのが現状です。他大学からも優秀な学生が来るとしても、それが4割程度というのはごく自然な結果だと思います。

実情を見もせずに、一律に何でも押し付けようとする政権は、早く消えてなくなってほしいです。この後に及んでまだ「『美しい国』の概念を浸透させる審議会」とやらを召集したらしいですね。

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