電車の運転

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最近はほぼ毎朝、京阪K特急の一番前の席に座っています。京阪本線の風景は退屈なので、運転席のほうがはるかに面白く、つい観察してしまいます。

電車って線路の上を走るから運転するの簡単だと思っている人、多くありません?それが、意外と難しそうなんです!!!自動操縦で何もしなくてよいらしい飛行機のパイロットのほうが断然ラクかも?(パイロットの方、反論あったらご遠慮なくどうぞ^^; )

絶え間なく何かしらレバー操作をしています。それもK特急の場合、56分間ほとんど休みなしです。「副操縦士」みたいな人もいないので、乗客の安全の全責任は彼ひとりの肩にかかっています。「信号~!」「よし!」「制限85キロ~!」等と独りで号令し続けている運転手さんもいます。無線でどこかの管制塔みたいな所と連絡でもとっているのかな~と思いましたが、全く無言の運転手さんもいるので、自分なりの安全運転のための工夫なのでしょう。

お経を読んでいるような低い独特な声で、平均して2~3秒に一度くらいは何か用語を発しています。そのくらい、頻繁に信号確認や軌道の分岐、制限速度の変化(カーブや通過駅など)があるんです。これを見ていたら、「心配事なんかしてたらカーブ曲がり損ねるだろうな~」と深く納得しました。運転手さんを睡眠不足で働かせるようなことも、絶対にすべきではないと思いました。

脱線したJR福知山線の23歳の運転手さん、安らかにお眠りください。合掌。