素敵な同僚

バイト先の大学の事務室に、とても素敵な若い男性がいます。
(私は年下趣味は一切無いので、そういう意味ではなくて…)

私が提出するダメ書類もキチッと直してくださるし、(ゴメンナサイ)
コンピュータや機器関係にトラブルがあっても、この方に泣きつけば絶対に助けてくださいます。

いつも笑顔で礼儀正しく、見るからにイケズそうな上司(?)の下にいたときにも嫌な顔ひとつ見せず、
とても爽やかな青年です。もし私に適齢期の姪でもいれば、ついお節介をしたくなりそうな方です。

でも学校の事務室なんて、男性にとっては地味な仕事の部類ですよね?
よほど欲のない方なのかなぁ・・・と思っていたら、事務員は世を忍ぶ仮の姿。

実はアメフト部のコーチだったのです!

私がこちらの事務室にお世話になり始めてから5年目ですが、そんな話は初めて聞きました。
偶然私と同じ駅から通勤しているということも3年目で初めて聞いたほど、控えめな方です。

そう言われて見れば確かに肩幅が張っていますが、アメフトとはとても思えない清潔感、
穏やかな人柄、誠実で几帳面な仕事ぶり…。まさかこの方が体育会系とは!!!!!

「体育の先生は顔を見ればわかる」と豪語していた私ですが、今回ばかりは惨敗です。

しかもここはスポーツ全般で名を馳せている学園で、アメフトも一部リーグ、半端ではないのです。
聞けばここの仕事が終わったあと、毎晩6時~10時まで練習を指導しているそうです。

(コンサートのチケット要りませんか?という話をしていて、初めてわかったのです。)

彼の住所はウチよりさらに駅から遠いので、家に帰るのは毎晩12時過ぎということになります!
でも翌朝はまた9時には机に座って仕事をしていらっしゃいます。

台風で全学休講になった日も、電話したら事務室に一人残って仕事をされていました。
「こういう立派な青年がいるから日本はなんとか持っているのだなぁ」と感謝すると同時に、

「事務員をナメタラあかんぜよ~!」

と、心から叫んだDoodlin'です。