テキヤでござる

イメージ 1「フーテンの○○、テキヤ稼業もしておりやす。」
・・・というのは嘘で、保育園のバザーでの戦利品です。

 ・クリスマスツリー 100円
 ・子供靴 25円
 ・玩具、アクセサリー類6点 各10円
 ・ヘアゴム3袋 50円

の合計235円でこれだけ買えるのですから、人も集まります。

開店前から長蛇の列、10時に門があいた途端、
ドドーッと近所の方々が流れ込んできました。

(店番していたので写真は撮れませんでしたが)

高齢者の方々なども気軽に買い物を楽しんでおられますし
子供に小銭を持たせて買い物の練習をさせてもいいです。

開封DVDプレーヤー1500円なんてのもありました!
そんな超目玉商品は開店後10分間でほぼ無くなります。

私は今年は食器売場の店番を担当していたのですが、結構良い品が10円~100円単位で並んでいます。
プロの料理人らしい眼つきをしたオッチャンが、朝一に飛び込んできました。

さすがの大阪人も、ここまで安いと値切ることはまずありません。
バザーは普通の店ではないので、「○○あるか?」などと商品の問い合わせをするのは素人です。

抱えきれないほど買い回り、あげくの果てに「ネエチャン、荷物見といてや」などと
勝手なことを言い出すオバサンがいるのは大阪らしい風景です。

「責任は持てませんよ~!」と叫ぶ私の声を背に、荷物を置いてサッサと行ってしまいました。
「ネエチャン」はちょっと嬉しかったけど・・・

今日は万引きオバサンを見つけて追いかけたのですが、捕まえられませんでした。
来年への反省点のひとつです。10円のもの、盗まんといて~!

昼を過ぎるとオール半額、客足が落ちてくると「持ってけ泥棒!」になります。
万引きさんも、その頃に来てくれば堂々とタダで持っていけたのに。

バザーでは保護者が寄贈したリサイクル品、手作りフードの他、田舎なので地の野菜も並びます。
給食が自慢の保育園なので、手作りフードもかなり美味しくて安心です。

「給食の先生の作るご飯は美味しいで~」と毎日ボスに脅されるのが困りものですが・・・

毎年バザーでは40~50万円くらいの収益があがり、
それで園舎の修理をしたり遊具を購入したりしているようです。

先生方は土日返上でご苦労様なことですし、保護者にとってもボランティア労働の負担はありますが、
不要品処分とバーゲン買いのよい機会なので納得しています。

フリーマーケットやネットオークションが流行るずっと前、
私が子供の頃から続いている、保育園や幼稚園の素晴らしい習慣ではないでしょうか。