命名システム・海外編
悠仁ちゃんと偶然に同じお名前だった方々、突然のテレビ出演おめでとうございます(笑)。
今日のテーマは、姓名に関する雑感・海外編です。
(本当にそういうイニシャルの人もいると思うけどなー)
私の主人も同様の悩みを抱えており、勝手に「A」というミドルイニシャルをつけましたが、
どうせならQ,Xなど日本人姓と並ぶことの少ない文字にしとけばよかったと後悔しています。
どうせならQ,Xなど日本人姓と並ぶことの少ない文字にしとけばよかったと後悔しています。
(研究者は発表した論文の数が「業績」なので、一度論文に使った名前はそうそう変えられません。
結婚しても旧姓で通す女性研究者が多いのはそのためと思われます。)
結婚しても旧姓で通す女性研究者が多いのはそのためと思われます。)
欧米では息子に父親と同じ名前をつけることも多いので(なんと紛らわしいこと!)、
ジョージ・ブッシュとジョージ・W・ブッシュのように、ミドルネームで区別をつける場合もあります。
ジョージ・ブッシュとジョージ・W・ブッシュのように、ミドルネームで区別をつける場合もあります。
トミー・リー・ジョーンズもミドルネームがなかったらトム・ジョーンズと同姓同名になってしまいます。
こちらは親子ではないと思いますが・・・。
こちらは親子ではないと思いますが・・・。
中にはファーストネームとミドルネームを使い分けて遊び歩くけしからん悪男・悪女もおりました。
スペイン人の名前は、ミドルネームというか、父方姓、母方姓の両方の姓自体が累積していきます。
例えば佐藤(男)と鈴木(女)が結婚して生まれた子ども太郎さんは「佐藤鈴木・太郎」となります。
例えば佐藤(男)と鈴木(女)が結婚して生まれた子ども太郎さんは「佐藤鈴木・太郎」となります。
そして佐藤鈴木・太郎さんが田中斉藤・花子さんと結婚して生まれた子どもは佐藤鈴木田中斉藤・一郎、
という具合にネズミ算式に名前が長くなっていきます。
という具合にネズミ算式に名前が長くなっていきます。
しかし結局どんなシステムでも母方の姓はいずれ消えていくようです。
男の子が望まれないと家が途絶えると思われ、男子が待望される背景の一端も担っていそうです。
男の子が望まれないと家が途絶えると思われ、男子が待望される背景の一端も担っていそうです。
どちらの姓を名乗るか決めかねての苦肉の策かもしれませんが、
このやり方をあまり濫用すると、佐藤-鈴木-田中-斉藤・・・といった長い苗字ができてしまいます。
このやり方をあまり濫用すると、佐藤-鈴木-田中-斉藤・・・といった長い苗字ができてしまいます。
(横浜に「伊勢佐木長者町」という駅名がありますが、大阪の地下鉄谷町線の駅名も、
「四天王寺夕陽丘」を始め、おそらくこの「決めかねて」方式でつけられた長い名前オンパレードです。
譲る、ということを知らない人達ですね~)。
「四天王寺夕陽丘」を始め、おそらくこの「決めかねて」方式でつけられた長い名前オンパレードです。
譲る、ということを知らない人達ですね~)。
例えば「トミー」はもともと「トーマス」の愛称だったかもしれませんが、統一さえしておけば、
愛称で学生名簿登録したり、運転免許やクレジットカードを作ったりしても問題ないのです。
愛称で学生名簿登録したり、運転免許やクレジットカードを作ったりしても問題ないのです。
また、もし本名が「ロバート」ならボブ、ボビー、ロビー・・・etc.といろいろな愛称から選べます。
本名の面影もないような変化をしている愛称もありますし、愛称が何十種類もできる名前もあります。
本名の面影もないような変化をしている愛称もありますし、愛称が何十種類もできる名前もあります。
だからいろいろ変化させて「個」のアイデンティティを確立しようとしているのでしょうか・・・?
より保守的でしかも単民族のイタリアでは、人名は数種類しかなく、そこいらじゅう同名の嵐でした。
同じ事務所にアントニオが3人いたり、マリオとマリア(同名の男女)が付き合っていたり・・・。
同じ事務所にアントニオが3人いたり、マリオとマリア(同名の男女)が付き合っていたり・・・。
娘に酒の名前をつけるか・・・?と思いますが、アメリカ人に親しみやすい名前ではあるようです。